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CASE STUDY – 中川村役場 –

平時は観光客向けの情報提供を目的としたWi-Fi。
地震や台風水害などの災害発生時には、災害に関する重要な情報を、誰もがパスワードなしで、簡単に利用できる可用性の高いWi-Fiシステムが必要。

中川村は長野県南部の中央アルプスと南アルプスを望む天竜川の河岸段丘に位置し、春の桜をはじめ、春夏秋冬絶えることなく野山に映える自然が自慢の風光明媚な村です。平成20年には村のシンボル「陣馬形山」からの眺望、また、その眺望を守るための環境美化活動、独特の地形を活かした産業・文化・里山景観が認められ、日本の農山漁村の景観・文化を守りつつ、最も美しい村としての自立を目指す運動、「日本で最も美しい村」連合に加盟しました。現在、村では観光的付加価値を活かし、集客や不動産価値の創造によるビジネスモデルとしてお試し住宅やお試しシェアオフィスなども展開しています。

防災の観点から、災害発生時に各防災拠点(避難所・避難場所、官公署)での情報伝達手段確保のため、誰もが簡単に利用できる可用性の高い公衆無線LAN (以下 公衆WiFi)の整備。また平時においては、観光関連情報の提供や教育での活用できるセキュリティが担保された公衆Wi-Fi システムを早急に整備する必要があった。

テクノロジーソリューション

Sophos UTM SG 310 ハードウェアアプライアンスを HA 構成で導入することにより、複雑な機器構成を必要とせずに、セキュリティと可用性を担保し解決した。
導入の面においては、AP55 アクセスポイントはネットワークに接続するだけで、コントローラーとなるophos UTM で自動的に認識され、設定や導入も簡単にできた。 さらに AP55 アクセスポイントはPoE (Power over Ethernet) に対応しており、高所等に設置する場合
も、電源を気にせず設置できた。
利便性の面においても、平時のアクセス認証を必要とする運用から、災害発生後にアクセス認証を必要としない運用に切り替えるのも、Sophos UTM から簡単に設定ができることは、機器選定の大きなポイントとなった。

導入した結果

現在までに、役場、文化センター、図書館、村内の小中学校の計6カ所にアクセスポイントを設置し、公衆 Wi-Fi としてのみならず教育分野でも利用が進んでいる。また、防災訓練等でアクセス認証を必要としない運用へ切り替える訓練を行い、有事に備えている。

アバター
災害時にも安定的に運用できる可用性が必要であり、また、平時においては観光等で訪れる不特定多数の者が安全、且つ平易に利用出来るシステムでなければならず、単一のシステムで冗長構成とセキュリティを実現するものを探していたところ、ソフォス製品が一番多くの要件を満たすことができた。

長野県上伊那郡中川村役場
業種:地方公共団体
職員数:80 名

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